子どもの不正咬合・その1
明日は青森県小児歯科勉強会による講演会で青森市に行く予定です
講師の井上裕子先生は大阪の池田市で精力的に活動されている矯正医の先生です
「子どもの不正咬合」 副題・一般歯科医に伝えたい考え方と早期発見のポイント39

実はこの本は私の提案で「八戸矯正臨床研究会」で教材として取り上げ数回にわたって皆で勉強してきました
一般歯科医と矯正医とではたとえば学校検診など集団検診などで不正咬合を診る場合どうしても一般歯科医の診るポイントは甘くなってしまいます
子どもの不正咬合の芽を早く摘み取って正常な成長過程に戻す事が大切なのにそれを見逃してしまうと骨格性の不正咬合になったり場合によっては大人になってから外科手術を行わなければならないという事にもなります
私はこの本を特に小学校の養護教諭の先生にもぜひ読んでいただきたいと思い私の担当校にも一冊寄付することにしました
たとえばしょっちゅう頬杖をついている習慣があると顎が変位してしまいます
寝るときも同じでいつも右なら右の片側を下にして寝ていると右の顎の発育が悪くなり左右の顔の形が不均衡になってしまいます
指しゃぶりの癖や舌を前に出して飲み込む癖のある場合も不正咬合の原因になりますし鼻疾患で鼻で呼吸がしにくく口で呼吸しがちな場合も不正咬合を誘発します
見落としがちのそういった子ども達の動作や症状を、いつも子ども達に接している機会の多い方にぜひ読んでもらいたい本です
子どもとかけて明日の講演と解く・・その心は?