八戸はホワイトクリスマスでした。
連休に年賀状を書いていると喪中欠礼のハガキが多い。
年末も著名人が次々と亡くなっている。
その中で永年付き合ってきた技工士さんがいる。
癌を患い療養後、やっと復帰して数ヶ月、訃報が届いた。
彼の作る技工物はまさに芸術品そのもので当伊藤歯科医院もそのお蔭で好評を得ていた。
仕事以外でも一緒に釣りに行ったりもした。
実直な性格で多くの仲間にも恵まれていた。
50代半ばという若さで天に召されていった彼。
初盆にお宅に伺ったら娘さんの夢枕で「アパートも借りたし隣部屋は技工室にして早速来週から仕事を始める予定だ、今からちょっと釣りに行ってくる」と忙しそうに出かけていった、との事。
仕事が大好きな彼らしいと思わず皆で笑ってしまった。
あの世がある事を信じたい。
最近よく聞く歌詞の中に「あなたはなにを残しただろう」というのがある。
歯科の仲間でもそろそろ閉院して引退する事も聞かれる。
亡くなった技工士君のように私もなにかを残せるまで最後まで頑張ろうかな。
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