ケイデン

八戸市伊藤歯科院長のブログです

2011年08月

お盆休みは18日の定例会でのミニ教室のプレゼンの準備で消えてしまった
「ムーシールドを使用して」という演題で行ったが評判はどうだったのか?
聞こえてこないほうが良いのかもしれない
26日に学術委員会を納涼会を兼ねて行い27日は午後休診にして青森市民歯科健康講座の講演「障害をもつ方への歯科的アプローチ」を聞き終わるやいなやすぐさま新幹線に飛び乗り上京し28日には「新素材で変わる診療コンセプト」という題名で今話題のゴムメタルについて聞いてきた
前者の講演には感動した、東京都リハビリテーション病院の歯科衛生士の溝越啓子氏の講演でしたが歯科以外の職種の方も多く県歯3Fホールは超満員でした
10カウント法、私は開業まもない頃から小児の治療には用いてきたが障害者にも有効である事が解った
なにしろ彼女の患者さんへのひたむきな愛に感動した
後者の講演は疲れで半分睡眠学習になってしまった
講師の長谷川信先生は私の大学の先輩になるのだが同じ講座の教授とまた違う考え方からこの素材を使った治療法を開発し実践してきた点に驚きを覚えた
ゴムメタルを使った治療法は矯正界にさまざまな変革をもたらすことが予想された

週間文春の「悩むが花」面白いでっせー
今週号なんか相談者の悩める若者をあんたはバカ以下とこきおろしていた
それのかつて出されたものの集編で発刊されたのがこの「大人の流儀」
読むとねーなんかすぐ影響を受けやすい恵ちゃんなんか
こういう生き方してみたかった(過去形)と思いますがそれなりに相当つらい人生だったようです
もてる男はつらいね・・「いねむり先生」の阿佐田哲也さんは私も昔ギャンブルをしていたので憧れの人ですが、その本よりこっちのほうが作者の本性が出ていて面白い
私の好きだった夏目雅子さんと事も禁を破って書いてある
いつの世もジゴロはもてるのです
もてるだけでなく才能もあったようでJRの新幹線の背もたれ裏に挟んである雑誌の中身よりずっと面白かった
・・・以下もてなかった男の寸評
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先週の土曜日は渋谷にいた
雑多な若者の街、場違いな思いをしながら懐かしさで嬉しかった
東口を出てすぐ前の小さなビルの7階には他の歯科医院の看板があった
私が大学を卒業して基礎の教室に残るはめになり何とか臨床をやりたくて教授にバイトの許可を求めた
許可を得た後「お前はなんという奴だ、俺達だって怖くて言えなかったのに・・」
先輩はしばらくしていそいそと自分もバイトをし始めた
大学の助手の安い給料のせいもあるが、せっかく歯科医師の免許を取ったのにという思いと既に歯科医院で働き始めた友人達に技術で立ち遅れたくないあせりもあった
バイト先の独身でオカマの院長の所には渋谷という街の場所柄もあり芸能人や高給取りの患者さんも来ていた
院長が亡くなったのは相当昔の筈だがそこには別の歯科医院が入っていた
土曜日の正午になると私は一目散に渋谷に行き診療の手伝いをした
そこには同級生の友人が勤めており私はまだ一人前ではなかったので印象を採ったりデンタルを撮ったり準備や後片付けをした
診療が終わると友人やスタッフと夜の街に繰り出していった
懐かしい青春時代の思い出・・ほろ苦くもあり活気があり全てが新鮮だった時代
日曜日のセミナーの会場が恵比寿だったので渋谷に宿をとったのだが本当に懐かしかった
早朝散歩していたら千鳥足の若者とすれ違った
フラフラしてアッぶつかると思った瞬間、若者は薄目を開けまたフラフラと去っていった
35年前の自分がいた

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