ケイデン

八戸市伊藤歯科院長のブログです

先月の26日に神奈川歯科大学7回生のクラス会がありました
卒業以来36年ぶりに会った人もいて誰だか判らなかったり、しかし全く変わらないような人もいたりで本当に楽しい一夜を過ごさせてもらいました
気がついたのは声って変わらないものなんですね
声には聞き覚えがあるのですが名前が出てこないなんて事もありました
急遽途中で名札を付けることになりました
変わらないのはもう一つあって性格も変わっていませんね
ところで36年ぶりに会ったマドンナは私の事は全く判りませんでした
ショック・・・
もうひとつショックな事があって翌日の用件が早く済んで帰りの便を繰り上げようとJRの緑の窓口で聞いてみました
駅員が私の切符を先にキャンセルにかけてから前の便の検索をしたらしいのです
もうお分かりだと思いますが、そうです前の便は満席で私の持っていた席もあっという間に幸運な誰かキャンセル待ちの人の元へ
そして帰る席の無くなった私めは盛岡までずっと立って帰りました
あの駅員めー・・・
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「ご質問ありがとうございます」
一昨日は八戸市で日本小児外科学会の学術大会がありました。
私も一聴衆として参加させていただきましたが、発表者は質問があるとまずこの言葉を述べてから答えていました。
先日の県歯会員研修発表では発表する側であった私でしたが、とてもそんな余裕はありませんでした。
その時の質問は今でも時々思い出して答えはあれで良かったのだろうか?と自問自答したりします。
そうしてみると、やはり質問していただいて感謝するべきだと思いますね。
昨日は黒江先生の顎顔面矯正治療のフォローアップコースでした。
各自が症例を提示して黒江先生が今後の治療方向をアドバイスし、また関連する質問に答えるのですが、約40~50症例の数だったろうか?
これだけの数の症例を一日ずっと見ていくと大変勉強になります。
黒江先生は時には同じようなご自分の症例を提示されたり白板に図解したりとか、とにかく丁寧に答えておられました。
日頃の論理的な考えや観察力が試されるように思いました。
私は今回は症例提示はしませんでしたが、全国から集まった人たちの熱気を受け今後の励みにしたいと思い帰ってきました。
その熱気のせいか東京は暖かでした。

一昨日は前日の理事会の後に会長の誕生日を祝う会がありやや飲みすぎての保育園での講話を行ったが自分の得意?分野でもあり、割と苦も無く無事終えることができた。
お母さん方も普段は診療室では聞きにくい雰囲気もあり活発な質問も出てこちらも大変参考になった。
さて昨日は診療が終わって近くの公民館で中国語の入門講座があった。
最初にそれぞれの自己紹介と受講の動機を話すのだが、やはり仕事関係の方が圧倒的に多く中には韓国語の講座が満員で仕方なくこっちに来たという方もいて・・私は夜7時からの時間と場所も近くだったからとさっきの人と同じくらい曖昧な動機でしかも自分ひとりでは自身が無いので女房と二人で来ました・・といった呆れる動機なのです。
発音から始まりました、普段使っていない脳の分野を使うと人間眠気が出てくるようです。
ずっと生あくびばかりしていて中身もあまり理解できず女房に注意される始末。
この後の展開を予想すると・・「あの歯医者さん最近ずっと欠席が続いて奥さんだけいらしているわね」・・そうです、まずいことに自己紹介で職業も言ってしまったのですチャンチャン。

11月5日(土)平成23年度八戸歯科医師会学術講演会が行われた。
学術委員長としてのデビュー戦となったこの日はずっと忘れられないだろう。
準備からの段階は、ほぼ一人での作業となったが、今までの平の委員の時には気がつかなかった様々のことが明らかになっていく。
人はその立場に立たないと見えないし、判らないもののようです。
一生ずっと判らないままのほうが幸せかもしれないが・・。
一人で進めていると、なかなかミスに気がつきにくいし、ミスという程ではないが考え方がいくつかあってその場合どれを選択するかを即断しなければならない時もある。
さて学術講演会、本番の日がいよいよやってきた。
講師の杉山教授は温厚な方で、講演も判りやすく飽きさせない構成で満席の参加者も十分満足されたことと思います。
「口腔がん」というテーマだが早期に発見する事がやはり重要な訳で、それには我々歯科医師の日頃からの意識が大切になってくる。
「意識を持つ」「知識を持つ」「行動する」講師の教えはまさに医療人のみならず学問のすべてに共通する大切な姿勢でした。
終わった後の酒はなぜか幾ら飲んでも酔わず、そして昨日の日曜日は疲れてずっと寝ていました。
やっぱり年なのか?
懇親会である方から「老骨に鞭打って頑張っているね」とのねぎらい?の言葉をもらったが言いえて妙。

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10月29日30日と温泉旅行に行ってきました。
八戸歯科医師会囲碁将棋同好会の面々と花巻温泉の大沢旅館菊水館に泊まってきました。
やはり温泉めぐりが最大の面白さでした、回廊を廻り一度は外に出て露店風呂へと
明るくなって気がついたのは宿泊部屋から露天風呂が丸見えだった事です。
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気が合った仲間との旅行はやはり楽しいものです。
紅葉はいまいち早かったようでしたが翌日は鉛温泉源泉かけ流しの藤三温泉も堪能し
久しぶりにのんびり出来ました。
さていよいよ今週末の平成23年度八戸歯科医師会学術講演会に向けて臨戦態勢です。
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10月になり1日と2日は青森県歯科医師会に出張、1日は第35回会員研修発表で私はここでは初めての発表をしました、演題は「発育期の不正咬合奨励と学校健診歯列不正基準について」・・・結果は可もなく不可もなくといったところでしょうか
2日は「歯―トフル・トークin青森」と銘打って毎年県歯科医師会の会館を使っての口腔衛生イベントがあり来場者は毎年700名ほどになります
私は来場者の歯垢を採って顕微鏡を使って口腔内細菌を見せたり、口臭測定をしたりと普段やりなれない事ですが、何とか役割をこなせたようです
それにしても急激に寒くなりました
山では初冠雪もあったりして1週間前の東京とは20度近くの気温差でした
実は9月23日から25日まで久々に夫婦で上京してきました
私は23日と25日は学術講演会参加で24日は二人で、はとバス観光をしてきました
本当にポカポカ陽気で人出も多く今から考えると嘘のようでした
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18日は雨天で父の7回忌と母の3回忌を行った
ちょうど墓前での読経の時に雨が上がり故人たちも喜んでいたことだろう
我々家族のみでの法要だったがこれが時代であり親戚が多く集まって行うスタイルはだんだん少なくなってくることだろう
終わってから妻とそろそろ我々が墓に入る事も準備しなければと互いに変に納得してしまった
19日は東北矯正歯科学会セミナーに会員ではないが参加してきた
テーマが「最近の子供を取り巻く環境」で特別講演の東北福祉大学せんだんホスピタル児童精神科の福地成先生の「被災地の子ども達のこころの現状」と題する話には身がつまされた
参加目的のひとつには青森県からシンポジストとして参加されている先生の話を聞きたかった事もあった
他のシンポジストの話も聞くと震災で特に福島県の打撃はかなり大きい事、矯正治療費が自費であることから矯正専門医には苦しい現状になっている事、事業者としての我々の責任である震災でのマニュアル化などが印象に残った
震災当時は命が助かってなんとか食べることができる状態でとても矯正治療まで頭が回らないのは被災者も医療提供者もそうだったというのは当たり前の事と言うしかない

お盆休みは18日の定例会でのミニ教室のプレゼンの準備で消えてしまった
「ムーシールドを使用して」という演題で行ったが評判はどうだったのか?
聞こえてこないほうが良いのかもしれない
26日に学術委員会を納涼会を兼ねて行い27日は午後休診にして青森市民歯科健康講座の講演「障害をもつ方への歯科的アプローチ」を聞き終わるやいなやすぐさま新幹線に飛び乗り上京し28日には「新素材で変わる診療コンセプト」という題名で今話題のゴムメタルについて聞いてきた
前者の講演には感動した、東京都リハビリテーション病院の歯科衛生士の溝越啓子氏の講演でしたが歯科以外の職種の方も多く県歯3Fホールは超満員でした
10カウント法、私は開業まもない頃から小児の治療には用いてきたが障害者にも有効である事が解った
なにしろ彼女の患者さんへのひたむきな愛に感動した
後者の講演は疲れで半分睡眠学習になってしまった
講師の長谷川信先生は私の大学の先輩になるのだが同じ講座の教授とまた違う考え方からこの素材を使った治療法を開発し実践してきた点に驚きを覚えた
ゴムメタルを使った治療法は矯正界にさまざまな変革をもたらすことが予想された

週間文春の「悩むが花」面白いでっせー
今週号なんか相談者の悩める若者をあんたはバカ以下とこきおろしていた
それのかつて出されたものの集編で発刊されたのがこの「大人の流儀」
読むとねーなんかすぐ影響を受けやすい恵ちゃんなんか
こういう生き方してみたかった(過去形)と思いますがそれなりに相当つらい人生だったようです
もてる男はつらいね・・「いねむり先生」の阿佐田哲也さんは私も昔ギャンブルをしていたので憧れの人ですが、その本よりこっちのほうが作者の本性が出ていて面白い
私の好きだった夏目雅子さんと事も禁を破って書いてある
いつの世もジゴロはもてるのです
もてるだけでなく才能もあったようでJRの新幹線の背もたれ裏に挟んである雑誌の中身よりずっと面白かった
・・・以下もてなかった男の寸評
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先週の土曜日は渋谷にいた
雑多な若者の街、場違いな思いをしながら懐かしさで嬉しかった
東口を出てすぐ前の小さなビルの7階には他の歯科医院の看板があった
私が大学を卒業して基礎の教室に残るはめになり何とか臨床をやりたくて教授にバイトの許可を求めた
許可を得た後「お前はなんという奴だ、俺達だって怖くて言えなかったのに・・」
先輩はしばらくしていそいそと自分もバイトをし始めた
大学の助手の安い給料のせいもあるが、せっかく歯科医師の免許を取ったのにという思いと既に歯科医院で働き始めた友人達に技術で立ち遅れたくないあせりもあった
バイト先の独身でオカマの院長の所には渋谷という街の場所柄もあり芸能人や高給取りの患者さんも来ていた
院長が亡くなったのは相当昔の筈だがそこには別の歯科医院が入っていた
土曜日の正午になると私は一目散に渋谷に行き診療の手伝いをした
そこには同級生の友人が勤めており私はまだ一人前ではなかったので印象を採ったりデンタルを撮ったり準備や後片付けをした
診療が終わると友人やスタッフと夜の街に繰り出していった
懐かしい青春時代の思い出・・ほろ苦くもあり活気があり全てが新鮮だった時代
日曜日のセミナーの会場が恵比寿だったので渋谷に宿をとったのだが本当に懐かしかった
早朝散歩していたら千鳥足の若者とすれ違った
フラフラしてアッぶつかると思った瞬間、若者は薄目を開けまたフラフラと去っていった
35年前の自分がいた

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